自分の身体は本当に自分のもの?

query_builder 2026/09/07
アーユルヴェーダ産前産後
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「自分の身体は自分のもの」

そんなこと、当たり前だと思っていました。

でも、ふと考えてみると、私たちは自分の身体を、案外「自分のもの」として扱えていないのかもしれません。

もっと痩せたほうがいい。
もっときれいになりたい。
シミもシワもない肌が理想。
疲れているけれど、まだ頑張らなくちゃ。
生理中だけど病気じゃないから休めない。
美しさとは若さを保つこと!


こうした美に関する「評価」はどこからくるのでしょうか?

CM・広告・SNS・・・

自分以外の外からくる情報によって決められた美しさ

そうした美しさや健康の定義があなた自身を苦しめていませんか?


妊娠出産をめぐる女性の身体に対する「評価」にも同じことが言えます。


私が妊活をしているときには、


「1年以上経つのに妊娠できない」
「基礎体温表が理想の形と合わない」
「妊娠できないなんてだめだ」


妊娠すれば、

「適正体重に合わないと」

出産すれば、

「早く元の身体に戻らなくちゃ」

いつの間にか、自分の身体を「自分のための身体」「自分にとって心地よい身体」ではなく、

理想とされる姿に近づきたいと思ったり、何かの目的を達成するためのものとして見てしまうことがあります。

そんなことを考えるきっかけになったのが、西加奈子さんの『くもをさがす』でした。


『くもをさがす』は、西加奈子さんがカナダで乳がんと診断され、治療を受けた経験を綴った作品です。

けれど、単なる「病気になった人の闘病記」という言葉だけでは、とても収まらない本だと思いました。

病気になって身体が変化したり

治療方針を考えたり実際に薬を飲んだり手術したり。


怖いことではあるけれど

病院やドクターに自分の身体をすべて委ねてしまうのではなく

病気を治していくのはやはり自分自身であるということ。


私の身体の主導権は私であるということ。


そういう意識をもっと強くもつことが

今のわたしたちに欠けていることなんじゃないか。


そう考えさせられました。


私たちは、自分の身体を「所有している」ようでいて、実は身体を思考でコントロールしようとしてしまうことがあります。

特に女性は、人生の中で身体が大きく変化します。


初潮を迎え、生理が始まり、妊活や妊娠をする人もいる。


先ほども書いたように、そのたびに私達女性の身体をある「規範」に押し込めようとする力が働きます。


「身長が◯センチなら体重は▲キロ以下でないといけない」

「結婚して1年妊娠しなければ不妊」


などのような基準はよく聞きます。

健康のために設けられた基準であっても、それが

「こうでないといけない」という規範となって縛られてしまうと

自分自身が「〜でなくてはいけない」に苦しむことになってしまいかねません。


妊活中だって、そうです。

「妊娠できる身体」という言葉を、私はとても不思議に感じることがあります。

もちろん、身体を整えていくことは大切。

食事や睡眠、運動、冷えへのケアなど、自分の身体を大切にすることは、妊活中の女性にとって大きな意味があります。

でも、それがいつの間にか、

「妊娠するために身体を整える」

だけになってしまったら。

身体が「目的を達成するためのもの」になってしまったら。

ちょっと苦しくなるのではないでしょうか。

私は妊活や妊娠、出産を経験し、その後ヨガやアーユルヴェーダを学んできました。

その中で感じるようになったのは、

「身体を整える」
ということは、身体を自分の理想に近づけることだけではない、

ということでした。

今日の私の身体は、どんな感じなんだろう。

冷えている?
重たい?
呼吸が浅い?
肩に力が入っている?
お腹は緊張している?
本当は少し休みたい?

そんなふうに身体の声を聞いてあげること。

それも、身体を整えることなのだと思います。

アーユルヴェーダの体質理論にも私はそんな意味を感じています。

温めたオイルを身体にゆっくりとなじませていく。

肩や背中、お腹、脚。

普段なら「見た目」や「機能」でしか見ていない身体に、手で触れていく。

すると、

「あ、私、ここがこんなに凝っていたんだ」

「今日は脚が重たいな」

「お腹が冷えているな」

「なんだか呼吸が浅かったんだな」

そんな小さな気づきが生まれます。

身体を変えるためではなく、

身体を感じるために触れる。

私は、この時間が女性にとってとても大切なのではないかと思っています。

妊活中の身体も。

妊娠中の身体も。

出産を終えた身体も。

更年期を迎えた身体も。

そして、40代になって少しずつ変化していく今の身体も。

どの身体も、「もっとこうならなきゃいけない身体」ではなく、

今ここにある、自分の身体です。

若い頃の身体と比べなくてもいい。

出産前の身体に戻らなくてもいい。

誰かの理想の身体にならなくてもいい。

まずは、

「今日の私の身体はどう?」

と、自分の身体に聞いてあげる。

そのために、身体に触れる。

私はアーユルヴェーダのオイルトリートメントを、そんな時間として届けたいと思っています。

『くもをさがす』を読んで、改めて思いました。

妊活も、妊娠も、出産も、病気も、加齢も。

身体に起こることは、決して「身体だけ」の出来事ではありません。

そこには、喜びも、不安も、期待も、悲しみも、その人が生きてきた時間も全部つながっています。

だからこそ、自分の身体をもっと大切にしてほしい。

「ちゃんとしなきゃ」と頑張るためではなく、

私自身の身体の主導権は「私」であることを忘れないように。


もし最近、

なんとなく身体がしんどい。

自分の身体のことを後回しにしている。

妊活や妊娠、出産をきっかけに、自分の身体との距離が変わった気がする。

年齢とともに身体が変わってきたけれど、どう付き合っていけばいいのかわからない。

そんなふうに感じているなら、

まずは少し立ち止まって、自分の身体に触れてみてください。

「今日もありがとう」

と、身体に触れるところから。

身体を変えるためではなく、

自分の身体を、自分のものとして感じるために。

アーユルヴェーダのオイルケアが、その小さなきっかけになれば嬉しいです。

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TARA Ayurveda & Yoga

住所:滋賀県守山市吉身

電話番号:077-574-8132

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